エスコダクトシリーズ
フレキチャンバー採用事例ご紹介
多くご質問をいただく中に「実際にどのような現場で採用されたのか?」「こんな現場ではどのように使用できるのか?」など、具体的な採用事例のお問合せが増えております。フレキチャンバー採用による効果の最大化へご活用のために、納入事例のご紹介をさせていただきます。
そもそもフレキチャンバーとは・・・
フレキチャンバーそのものについてはこちらから
採用事例1:ホテル客室のSA 物件種別:ホテル(12F) 納入台数:273台 地域:首都圏

採用の決めて
客室の制気口とPACとの接続の距離が狭すぎ、ボックスを2台並べることが不可能でした。また、高低差もあり、通常のダクティングでは納めることが出来ませんでした。そこで、フレキチャンバーをU字型に製作することにより、PAC〜VHSまでを1本で結ぶことで施工を実現しました。

採用までの道筋
まずは、PACチャンバーとVHSにそれぞれボックスを配置し、フレキダクトのダクティングで検討しましたがボックス間のスペースが数センチしかなく施工が不可能でした。特殊形状のボックスも検討しましたが、非常に高い精度が求められるため、実現できませんでした。
そこで、本製品フレキチャンバーのU字型タイプを選択し、モックアップにて風速測定、発生騒音の確認、気流分布の可視化による確認を実施し、設計仕様を満たすことを確認いたしました。


採用結果
PACにフレキチャンバーを工場にて取り付けて搬入するという方法を採用し、施工効率を上げることにも成功しました。
施工後、試用運転も問題なくクリアし、高評価をいただきました。
この採用事例からホテルでの採用が非常に増えております。

採用事例2:倉庫兼物流センター 物件種別:倉庫 納入台数:92台 地域:首都圏

採用の決めて
倉庫のため施工箇所が高所となり、在来のボックスだと重量が課題となっていました。
軽量なフレキチャンバーを採用することにより、施工の大幅な効率化を実現しました。また、納入はフレキチャンバー単体でしたが、取り扱いしやすい最小サイズでの製作により更に効率アップにつながりました。
採用事例3:オフィスビルでのモジュール化 物件種別:オフィス 納入台数:595台 地域:関西

採用の決めて
設計当初からBIMを利用したモジュール化の計画があり、フレキチャンバーをモジュールとして定義することとしました。空調機とのアッセンブル、ブリーズラインとのアッセンブルも行い現場に納品致しました。また、チャンバーボックスと比較して、風量がでるので枝管のフレキシブルダクトのサイズダウンが可能となり、コストダウンとなりました。

採用結果
高層で短納期、搬入のシバリのある厳しい現場でしたが、PACとのアッセンブルにて工期短縮を実現できました。
設計効率のアップ、施工効率の向上、材料コストダウン、積載量削減による管理コストの削減などモジュール化することでのメリットを多くうけることができました。
採用事例4:超高層マンション共用部でのアッセンブル搬入 物件種別:集合住宅 納入台数:448台 地域:首都圏

採用の決めて
60F超えの高層マンションのため、非常に納品ピッチもタイトでした。フレキシブルダクトだけでなく冷媒系もファンコイルユニットに工場でアッセンブルすることによって、労務削減と搬入管理削減による短納期の実現をねらいました。

採用結果・採用への道筋
モックアップにて複数の風量試験を実施し、設計上問題ないことを確認しました。また、施工効率を可視化するために在来工法との施工スピードの実測比較を実施し、施工効率が約30%程度上がることも確認しました。製造管理工程までお施主様に確認していただくことでご採用いただきました。極めてタイトな納品スケジュールでしたが設備業社様のご協力もあり、スムーズに納品が行えました。
お客様の声

設計事務所/設備設計ご担当者様
ホテル客室でのSAで、どうしてもFL差で既存のチャンバーボックスでは収まらなかったが、U字フレキチャンバーにて提案してもらい、きれいに収めることが出来た。

サブコン/施工管理者様
機器とのセット搬入で、「機器+フレキチャンバー+フレキダクト」のコンパクト差は秀逸。搬入時の負担がかなり減り、遅れ気味の工程も挽回することができた。

施工業者/職長様
チャンバーボックスは重くて、防振・免震作業も非常に手間がかかっていたが、フレキチャンバーならフレキダクトと同じ吊り方ができるので施工が簡単になった。